皆さんこんにちは!ドラマーのカワセショウです。
今回はドラム機材紹介です!
手持ちのスネアに取り付けるだけで、表現力豊かな最高のリムサウンドに変化させることが
できる少しマニアックなアクセサリーGruv-X 「X-Click」 をご紹介します!
リムショットの音量や抜け、表現力に悩みや変化が欲しいドラマーは要チェックなアイテムです。
では早速参りましょう!
まずはサウンドを聞いてください!
アメリカのセッション・ドラマーそしてGRUV-X社の発足人でもある。Russ Miller氏による
デモ演奏動画です。
Russ Millerのプレイが素晴らしいことは持ちろんですが、X-Clickの暖かみのある
クローズドリムショットが心地よく、音の抜けが良いのでバックビートが見えやすいサウンドですね。
動画でもご確認いただけるように、取り付けはお手持ちのスネアのチューニングボルトと
フープの間にX-Clickの取り付けブラケットを挟むだけ。簡単な作業で音と表現の幅が激変します。
手軽な作業でサウンドに変化をつけられる画期的なアイテムのX-Click。その開発元である
GRUV-XやRuss Millerについてのご紹介やX-Clickの基となった商品など、
X-Clickというアイテムについてより深くご紹介させていただきます。
Gruv-X社

グルーヴエックス社は世界的ドラマーRuss MillerとポークパイパーカッションのドラムビルダーBill Detamoreにより2020年に創設。Russ Millerは長年のセッションワークやツアーの経験から様々な会社から数多くの革新的な商品を生み出してきた。二人のアイデア、技術よりエックスクリックを開発。
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/dr/dr13/dr132279/720793
Gruv-X社は、アメリカで非常に評価の高いのスタジオドラマー、Russ Miller氏
(ラス・ミラー)とアメリカのドラムメーカーPork Pie(ポークパイ)のコラボレーション
によって2020年に誕生した新しいドラムアクセサリーブランドです。
今回ご紹介するX-Click以外にシンバルに取り付けるシズルやドラムマット、
その他タンブラーなどのアクセサリーを販売しています。

その商品群の中でも最も主力で、注目を浴びているアイテムが「X-Click」です。
そのX-Clickを開発したRuss Millerについて、ご紹介します。
発足人 Russ Millerとは
Russ Millerは、アメリカのセッション・ドラマー(日本でいうスタジオミュージシャン)で
グラミー賞を受賞した作品に複数参加しており2,600万枚以上の売り上げを記録。
レイ・チャールズやアル・ジャロウ、ナタリー・コールやティナ・ターナーといった様々な
著名アーティストの作品に参加しています。
アメリカのドラム情報誌『モダンドラマーマガジン』での読者投票では3年連続で世界の
スタジオドラマー、トップ5にに選ばれるなど名実ともに超一流の人気のあるドラマーです。
また、今回のX-Clickの基となったYAMAHAのグルーヴウェッジや世界のライブや
レコーディングで使用されるYAMAHAのマイク サブキックなどを発案したアイデアマンでもあります。
僕の好きなドラマーベスト5にも入るほど好きなドラマーです!

そんなRuss Millerフォロワーの僕がおすすめする彼のプレイ動画をご紹介します。
- Buy-Own? / Arrival
彼の真骨頂ともいえる繊細なシンバルワークが見どころなLIVE映像です。
この動画だけでも非常にハイレベルなドラマーということが、お分かりただけると思います。
ゴーストノートやストローク、トーンコントロールやアーティキュレーションまですべての
点で勉強になる動画です。僕は高校生の頃にスネアのゴーストノートを真似をするために何度
何度もリピートしてコピーしていました。
- Russ Miller UK Drum Show 2018
素晴らしいレガートサウンドと、スネアやタムなど太鼓類の繊細なトーンコントロールに
魅了されてしまいますね。スティックコントロールの精度の高さやアーティキュレーションは
まさにお手本のようです。
0:58~YAMAHA グルーヴウェッジですが、リムショットのサウンドを聞くことができます。
- Dont Bust / Russ Miller
上記の2つとは少し違ったファンキーなビートを叩くRuss Millerの動画です。
アーティキュレーションのつけ方や、単純なストロークからロール系のコントロールまで、
無駄がなく非常にメロディアスで音楽的です。ファンクだけではなく、特定のジャンルに
捉われないアプローチも随所に見られ、演奏能力や音楽への造詣の深さなど、
世界のトップドラマーに実力がいかんなく発揮されています。
このように素晴らしいプレイ、そして素晴らしい音色を奏でているRuss Millerがこれらの
動画で使用しているのはYAHAMAのグルーヴウェッジというX-Clickの基ととなった
YAHAMAの製品をご紹介をします。
YAMAHA グルーヴウェッジ

ヴィンテージフープによるクロススティックサウンドを12、13インチのスネアでも出す方法を探して、L.A.のセッションプレイヤーRuss Miller(ラス・ミラー)は、Groove-Wedge(グルーヴ・ウェッジ)というアイディアを考え付きました。従来のメタルリムのある8″~15″のドラム(※)に簡単に取りつけられます。リムショットに最適なだけでなく、幅広いサウンドバリエーションが可能になります。
※一部(口径14″、6ホール)のドラムを除きます。
YAMAHA公式HP https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/drums/ac_drums/accessories/rmgw_groove-wedge/index.html
YAMAHAのグルーヴウェッジは、スネアドラムに取り付ける木製のリムです。
19Plyのオールメイプル製です。8”~15”までのドラムに取り付けが可能です。
ウッドフープのようなサウンドながらも、ウッドフープだけでは得られなかった金属製リムの
響きも追加され、通常のウッドフープよりも更に華やかなクローズドリムショットが得られます。
10”や12”といった小口径のスネアではクローズドリムショットの音量を稼げないといった
悩みを持っているドラマーも多いと思いますが、グルーヴウェッジを取り付けることで
手軽に音量を稼げます。音量だけでなくウッドフープのような温かいサウンドを得られる点
や、音抜けの向上にもつながるため非常に画期的なアイテムでした。
Russ MillerがYAMAHAのドラム製造が日本ではなくなったことを受けて
台湾のドラムメーカーMapex(メイペックス)へ移籍、その後Russのモデルは廃盤となり、
現在に至ります。当時の希望小売価格は¥3,800(税抜)でしたが、現在はヤフオクや
メルカリなどで1万円を超える価格など高価な価格で取引されています。

X-Click

グルーヴエックス社のクリックエックスは全く新しい発想により生まれた先進的な商品です。
8プライメイプル + コパー + 8プライメイプル + コパー + 8プライメイプルのハイブリッド構造とモノマウントと呼ばれるマウント方式により大きなボリュームと低音の増幅を可能にしました。
10インチ6テンションから15インチ 8テンションまで対応。また別売のモノマウントエクスパンジョンパックを使用すると8インチスネアにも取り付けできます。エックスクリックのエンドーサーとしてSteve Smith, Peter Erskine, Gavin Harrison, Jo Jo Mayer, Ray Luzier他多くの方々が名を連ねています。
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/dr/dr13/dr132279/720793
YAMAHAグルーヴウェッジの廃盤を受け日本や海外でもガレージメーカーが独自にコピー商品
を制作していました。そこに突如、朗報が!
Russ Millerが新たなブランドを立ち上げグルーヴウェッジの後継機を販売するとのこと。
Russ Miller好きのドラマーとしては非常に嬉しい発表でした。
そして発表された商品が「X-Click」です!材質はメイプルとコパーの計24Plyで8Ply間隔で
コパー材が挟まれています。カラーバリエーションの展開も多く全種で18色の展開が
あります。自分のスネアのカラーに合わせたり、差し色としてカラーを選択するなど
選ぶ楽しみも増えました!
エンドーサーには著名なドラマーらが名を連ねており、GRUV-X、X-Clickの評価の高さがうかがえます!
それでは、実際に使用した感想とグルーヴウェッジとの差も交えてレビューしていきたいと思います。

使用した感想
- YAMAHA グルーヴウェッジ
既にグルーヴウェッジは手放してしまっており、比較写真等はご用意できませんでしたが、
使用感やサウンドについての比較をしていきます。
グルーヴウェッジはオールメイプル製ということもあり、金属製フープでは得られない
暖かいサウンドが特徴でした。ウッドフープとは異なり、当てる位置を変えると金属フープの
リムサウンドと叩き分けができる点が大きな利点であるとも感じました。
また、クローズドリムの際にスティックを逆さまにして音量を稼いでいましたが、
グルーヴウェッジの装着後は逆さまにしなくてもある程度音量を稼げるようになりました。
- Gruv-X X-Click
上記でも紹介した通り、グルーヴウェッジと比較すると、
- Ply数の増加
- コパー材の追加
という変更点があります。
これら2点の変更点により、グルーヴウェッジよりも剛性が上がっているため、
より硬質なサウンドに変わったように思います。クローズドリムの音飛びが良くなり、
音量・音抜けがともに1段階増したように感じます。
この音量・音抜けの進化は、特に小口径スネアで使用した際に恩恵を感じます。
思い切り鳴らそうとしなくて軽く叩くだけでも、しっかりと抜けるため、スタジオリハや
ライブの際に、バンドメンバーからは「抜けが良く鳴ったから聞き取りやすい」といった意見が
PAさんからは「マイクのノリが良い」と評判も良かったです。
現在は、小口径スネアにのみ搭載していますが、今後は手持ちのスネアに順次搭載して
いきたいなと計画するほどお気に入りのアイテムになりました。

価格

販売価格はカラーによって違いがあります。
Natural Stain と Black Stain は ¥9,010(税抜)
Silver Sperkle と White Marine Pearlは ¥9,775(税抜)
Rosewood と Mahogany は ¥10,455(税抜)
となっております。
YAMAHAのグルーヴウェッジと比較すると
まとめ
いかがだったでしょうか?
クローズドリムショットの音量が小さいという悩みがある場合やサウンドに変化が欲しい
際には非常に有効な手段であると思います。
特に12”以下の小口径スネアをお使いのドラマーさんには、ぜひ一度体感していただきたい
アイテムです!取り付けも簡単ですし世界が変わりますよ!
(※取り付けの際は、必ずチューニングボルトの長さが足りるか確認してください。僕の小口径スネアの純正ボルトはギリギリでした。)
今後もこのような機材紹介などをしていきますので是非チェックしてください!
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